HAW

様々な分野で活躍中の方々に、仕事について、生き方について、お話を伺うインタビューシリーズ

vol.2 2018.9.03

にのみやグループ《 松島 雅也 事務長 》インタビュー

医療と介護の切れ目のない連携の実現に向けて医療法人社団恵正会や社会福祉法人正仁会を運営されているにのみやグループの松島雅也事務長に、仕事について、若い人へのアドバイスなどを伺いました。

野球とセット

HAW:
こどもの頃はどんな少年だったのでしょうか?

松島氏:
生まれは大阪の藤井寺ですが小学1年の時に吹田へ引っ越し高校を卒業するまで住んでいました。藤井寺球場が近くてよく野球を観に行っていました。その頃の小学生の憧れといえば野球選手が一番でして、球場の裏に選手の寮があるんですがそこへ行ってサインをもらったりしていましたね。小学校3年のときに少年野球チームに入ってその頃から背が高ったこともあってピッチャーをやっていて、自分で言うのも何ですがかなり上手かったんですよ。それ以来、高校、大学から27歳頃までは野球とセットで生きてきたという感じでしたね。

介護事業は面白い

HAW:
医療・介護という今のお仕事に就かれたのはどんな経緯なのでしょうか?

松島氏:
医療・介護での仕事は介護保険が始まった2000年からですので18年になりますね。大学を出てからは松下電器に7年、専門学校の教員を5年、その後介護保険が始まる頃にコムスンに就職したのですが、介護保険が始まるや否やいきなり業務縮小の大リストラがあり退職しました。その時に知り合ったケアマネージャーの紹介でお会いした方から「今度可部で介護事業を幅広くやろうとしている方がいるので一度会って話を聞いてみてはどうか」と言われ、介護事業は面白いなと考えていたので是非お願いしますということでお会いしたのが二宮理事長で、それ以来この仕事に就かせていただいています。

動かすのは結局、人

HAW:
500名もの職員が働く現場を預かる責任者として常日頃からお考えになっていることはどんなことでしょうか?

松島氏:
仕事に関してはYESかNOかという判断はできるだけ早くすること、良いかどうか、行けるかどうかという判断を早くすることですね。そして判断をしたら職員が迷わないようにそのことをきちんと説明することです。介護・医療の業界そのものが変わってきていると思います。旧態依然としていては生き残っていけないし、かといって早すぎても市場の方がついてこない、そこのバランスをとるのが管理者として重要だと思います。そしていい仕組みを作ったとしてもそれを動かすのは結局人です、人がどれだけここ(職場)で汗をかいてやろうかと思う組織にしないといけない、ここが一番難しいですね。

目標となる先輩を見つける

HAW:
これから仕事に就こうとする若い人へメッセージをいただけませんか?

松島氏:
一日も早く目標とする先輩を見つけて欲しいということです。仕事はまずは物まねから始まっていくことが多いんですね。昔もそうだったのかも知れませんが最近の若い人は、例えば「これできるか」と聞くと「できる」と答えちゃう、できないと言うのがたぶん恥ずかしいのかな。でも結局は出来ない、そういうところで打たれて自分の力の無さをたぶん見つけていくんだと思います。でも見つけてくれればいいんですけど、そのままだと自分はだめだと思い込んで辞めてしまう人がいるんですよね。まずは自分に近い目標でいいので、3年上の先輩、5年上の先輩、あの人のあのところが良いよねというような、そういう人になりたいなっていう目標となる人物を見つけて欲しいと思います。人生において出会いというのは大切なことだと思います、それを意識することによって大切な出会いは生まれてくるんだと思います。
私も野球ばかりしていましたからビジネスの世界に入る時は働かなきゃいかんのか嫌だなあと思っていました。「俺は世界を股に掛けてやってやるぞ」というような高いモチベーションを持ってる人はそんなには居ない、大多数は「ああ4月から働かなきゃいけないのか」みたいな感じでやるわけですよ。そういう時に身近なところに「格好良いなあの人」と思えるような先輩がいれば入っていきやすいと思うんです。新しく仕事に就く若い人は目標となる先輩を早く見つけて欲しい、頑張るのはその後からでもいいんですよ。

想いを飛び越えるような成果

HAW:
最後に最近一番楽しかったことはなんでしょうか

松島氏:
仕事の話になってしまうんですけど、おっと思うような成果を職員が出したとき、楽しいというよりうれしいですね。私は見る目がなかったんかいなと思ってしまうような、想いを飛び越えるような成果を職員が出してくれた時は本当にうれしい。そういうことがたくさんあればいいんですけどね。

松島事務長さんに今はどんなスポーツをして楽しんでおられますかとお聞きすると、「今は何もしてませんねえ。一時はゴルフにはまっていたんですけどちっとも上手くならなくて。もうスコアは気にせず楽しくコースを回ることを目標に年に数回やる程度ですかね」と仰っておられました。柔和な目と時折混じる大阪弁の優しい語り口がとても印象的でした。

  • interviewed by Tetsuo Kubo
  • photo by Tetsuo Kubo
  • 2018.8.27