HAW

自分たちの思いや日々の出来事などを綴る日記ページ

2018.10.6

先日企業を訪問する用があり、ほぼ1年ぶりにネクタイ、スーツ姿で出掛けた。1年ぶりのネクタイはなんか着心地が悪くて首筋が擦れて痛くなるような気がした。そもそもあんなピラピラした細長い布を首に巻き付けるなんて、誰がどういう理由で考えたんだろう、また何故それがファッションとして定着したんだろうか?分からんなあ。

ネクタイと言えば「ローマ人の物語」や「海の都の物語」の塩野七生さんがイタリアに住んでいた若い頃に書かれたエッセイの中で、「風の中、ネクタイを肩までひらひらさせて歩いている男の姿はセクシーで格好いい、ネクタイピンではぶち壊しだ」ということを書いていた。イタリアと言えばミラノに住んでいた頃のことを書いた須賀敦子さんの「コルシア書店の仲間たち」に、「新婚の頃雨が降り出したので傘を持って夫の仕事場まで迎えに行ったのに、気付かないふりをして夫は上着の襟を両手で立てて雨の中を仕事仲間達と走って行ってしまった。」というようなことを書いていて、女の人はへんなところで男の色気を感じるんだなあと妙に感心した覚えがある。

もっとも「風邪引き男に目病み女」という言葉もあるからなあなどと考えているうちに、ネクタイはイタリアの伊達男たちがちょっと女性の目を惹きつけるためのアイテムとして考え出して、女性にもてたい他の男たちが我も我もと身に着けだして定着したんじゃなかろうかと思えてきた、きっとそうだ。

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